広島仏壇卸商組合とは
安芸門徒の土徳に育まれた『広島仏壇』は本格的な生産をはじめて、200年以上の歴史をきざんでまいりました。常にその中心にあったのは 産地問屋の集まりである『広島仏壇卸商組合』でした。当組合は 明治20年1月に結成され、120年以上活動を続け現在に至っています。
昭和53年には、当組合メンバーの多大なる努力により 経済産業省の指定である 「伝統的工芸品」として認定を受けました。そのため、『広島仏壇』の生産にたずさわるほとんどの職人さんにも加入してもらい『広島宗教用具商協同組合』として活動もしております。
仏壇造りの工程には 七匠(ななしょう)の職人が必要で、木地師 狭間師 須弥壇師 宮殿師 塗師 蒔絵師 そして金具師です。その中から厳しい認定試験を受け 各職の「伝統工芸士」が選ばれ、優秀な『広島仏壇』を生み出しております。
又、伝統工芸師が先生となって『広島仏壇』を後世に伝えるため「児童生徒への伝統的工芸品授業」を毎年広島の小学校を対象に行っております。
次に 商部工部が一体となった青年部では 新しい時代に合うお仏壇の実験生産やフラワーフェスティバルに参加し、一般の方に金箔押体験などして『広島仏壇』の広報活動もしています。
『広島仏壇』をリードしていくと自負している当組合では、毎月1回定例会を開き後継者育成問題、技術技法の問題など 今後のあり方にについて、毎回熱い議論をしております。
どうぞこれからも『広島仏壇』の伝統を受け継ぎ、未来への発展を担う『広島仏壇卸商組合』加盟店に対し御支援 御愛顧賜ります様お願い申し上げます。